プログラム概要

①現状把握
 納得の行く人生計画の基礎として、あなた自身とあなたの活躍できる条件などに関する理解を深めます。
 ・あなたの現状を客観的な幸福度として診断
 ・あなたの強み・性格や今後の人生に関するリスク要因を学術的に検証されたテスト等で分析
 ・あなたのこれまでの経験(楽しかったこと、夢中になれた経験、関係の作り方、達成や成功)をもとにあなたの充実パターンや成功パターンを明確化

 作成するもの:自分のトリセツ
 複数のテストの結果とワーク結果などをもとに、AIが一生使えるあなた自身の「取扱説明書」を下書きあなたがそれに追記して完成します。
 今後の仕事・恋愛などで行き詰まったときに、自分自身の成功パターンや失敗パターン、改善例などが記されたトリセツがいつでも力になってくれます。

②目的の定義
 大まかにどのような方向性で生きていくことがあなたにとって納得のいく人生か頭と身体で理解することを試みます。
 ・あなたの過去からもっと増やしたいと思った瞬間を体感したり評価する
 ・現在の課題感を短期・長期の観点で書き出す
 ・将来望ましい状態をできるだけ自分がまざまざとイメージできる具体的な場面として想像する

 作成するもの:目指す状態
 あなたの今後の人生の指針となる、目指す状態をワークの集合としてあなた自身で作成していただきます。

+目標のパターン出し(上図の5つの矢印部分)
 具体的なX年後についてのイメージを複数描き、自分の可能な未来を考えていただきます。
 目指す状態を参考に、最終的にあなたが納得が行く未来の自分を1つ設定してください。

③計画
 具体的な計画を作成します。
 ・あなたの達成の成功となるイベントの設定
 ・人生ドメイン(仕事・恋愛・趣味など)ごとの詳細な計画
 ・あなたのトリセツなどを活かしたリスクや実現性の評価

 作成するもの:人生計画
 あなたの人生の計画を視覚的な形で作成します。
 このような目標設定は、作成するだけで本人の充実感や目標の達成確率を高めることが知られています。

④実行
 計画の遂行(達成することだけでなく、納得のいく人生を送り続けられること)のために、
 年次の計画だけでなく、資産や健康などのリスクへの対応計画を作成します。

 作成するもの:年間計画や日記の形式など
 今後利用可能な具体的な計画です。心理学知見を活かし、実行することで自己効力感を高められるよう
 工夫して作成します。

⑤振り返り
 人生計画は結果よりプロセスとそこでの気付きに意味があります。
 ・月次・年次などでの振り返りや計画の見直しの場を計画します(本会でも場を提供しています)
 ・実行する上でのヒントや過去の質問と回答例などを確認できます

 作成するもの:振り返りシート
 更新された計画やそこでの気付きを記載したものです。
 毎年などで作成することで作成結果そのものがあなたの納得と自信につながります。

 

人生計画プログラムの実施ステップ

対象や期間により異なりますが、上記のような5ステップの実践により自分の幸福状態を知り、そのための人生の計画を立てて実践し続けるプログラムです。
ワークショップで自分の人生の計画を行い、毎月のウェビコミ会や年に1回の計画をふりかえりを軸に計画を運営(実行・実感・修正)していくものです。

プログラムの特徴

開発者によれば、自分たちが実践する中で自然と出来たプログラムとのことですが、あえて言えば以下のような特徴があるとのことです。
  • 開発時のコンセプトとしては、成功者の事例などのみではなく、心理学の理論やエビデンスを豊富に共有し、よりよい生き方についてのコツを知ることで知らないよりも充実した人生を生きることができるのではないかというもの
  • Well-Beingに関する科学的な研究としてのポジティブ心理学を理論的な基盤としている
  • 現在のプログラムの内容は、スタンフォード大のプログラムや本多清六氏の方法を参考に人生デザインを行うことが主になっている。ただし、明確な人生計画を立てたり目標を達成することよりも計画の運用により気づきを得ることや心理的な幸福を実感することに重きをおいている
  • 米国VIA instituteが開発した手法を中心に、幅広い心理テストや関連ワークと、それらを総合的に考慮した自己/コミュニティーメンバー/AIからのフィード・バックにより人生の達成条件ではなく自分らしくいられる状態を考えそこに向かって実践する部分に本質がある
  • 多くの研究で幸福の物差しになっている主観的幸福SWBを絶対視せず、心理的幸福PWBや持続的幸福flowlish、さらには自分自身で定義した『生きる意味』を重視
  • 1回限りのワークではなく、生涯にわたって自分なりのやり方で継続して、より満足感の高い人生を送りつづけていく方法論である

プログラムの種類

社会人版

社会人が個人で自分の人生を構想・設計・実施するプログラムで、ウェビコミで主に実施しているプログラムです。
次回は2024年12月末、または2025年1月に第2回人生計画ワークショップを実施予定です。


学生版

大阪大学経済学部などにおいて講義が行われています。
(ウェビコミは直接関与していません)


企業版

人生計画の手法を活用して、従業員がよりよい生き方と働き方を心理学的に設計することでengagementとWell-Beingを高めるプログラムです。
現在複数の企業での実施が進んでいます。(詳細はお問い合わせ下さい)


中学・高校版

生徒が自分の為りたい姿や人生の意味について考えるためのプログラムです。
(実施をご検討くださる学校団体等を募集中です)